週末だ〜!休日だ〜!
年々、休日のありがたみが増す。
本当に身体を休めるための休日というのが悲しいが...。
先日のWOWOWぷらすと『ONE OK ROCK論』。
実際に本人達に会って話をした人の言葉はおもしろい。
活字でも動画でも記事というものは、編集によって受ける印象が違ってしまう。
悪意のある人の記事は、当然、愛がない。
『どう考えても、本人はそんな意味でしゃべってないでしょ...。どうしたらそんな風に解釈できるの?』って、呆れる時がある。
ムジカの鹿野さんはワンオクに愛があるから、どんな事をしゃべっても安心感がある。
たとえ厳しい事を言っても、ふ〜ん、そうなんだ、そういうもんなんだと思えそう。
やっぱり、自分の好きなものは悪く言われたくないし。
音楽の世界の事は、まったく分からないからプロの目から見たワンオクってどうなんだろう?
結構ベタ褒めだったよね?
音楽的にも演奏や歌唱力もしっかり認めてくれている。
Takaさんの天賦の才だけでここまできた訳ではない事。
考えて努力して決断して1歩ずつバンドとして登ってきた事。
得にToruさんがとても努力した事を評価してくれて嬉しい。
今後のワンオクは確実に世界、アメリカを目指すが、このバンドはけして日本を捨てないだろうと鹿野さんは言う。
もちろん、あくまでも鹿野さんのワンオク論である。
本当の思いなんて本人達にしかわからない。
ワンオクを知った頃、どんなバンドなのか興味を持ち、色々、検索した。
出てくるのはTakaさんの両親の事。ジャニーズの事。メンバーの脱退の事。
正直、それって、このバンドの評価になんで影響するのか分からない。
ジャニーズにいたら歌唱力に?が付くのか。
聴けば間違いなく、単純にうまいな〜って感心する。
好き嫌いはあるだろうが、とても印象的なバンドと音楽だった。
経歴と曲を知れば知る程、努力したんだろうな〜と思ったし、そこにはコネとかアイドルバンドと言われる要素は、まったく感じられなかった。
鹿野さんは、メンバーが4人になった時と、今回のアルバム制作でバンドは覚醒し、自分達の音楽で自分達の夢をかなえていく覚悟ができたと言う。
その本気さは見ている人間に確実に伝わり、人を虜にする。
一方で確実に離れていく人もいる。
初期のワンオクファンのブログをいくつか見ると、メンバー脱退の時、離れていく人がいた。
5人で頑張ってきたのに、5人が好きだったのに、どうして4人でも楽しそうに、何事もなかったようにできるの。そんな想いが綴られていた。
ライブハウスからアリーナへ。日本語詞から英語詞へ。早い曲からスケール感のある曲へ。
その度に、昔のワンオクの方が良かったと言う人がいる。
変わらなければ、どれも同じでつまらないと言われるし人は勝手なものだ。
夢を叶えるため、自分達に必要な努力をしてきただけなのに。
でも、ワンオクが変化した様にファンの心が変わっても仕方がない。
いろんな意見が聞こえてくる中、Takaさんは何のために音楽をするのか、ファンのためじゃない自分のためにやるんだと言った。
なんて、悲しい言葉だろう。
それはファンを切り捨てたように聞こえるからではない。
Takaさんがとても大切にしていた物をなくしても仕方ないと決心した様に思えるからだ。
バカにされ誰も認めてくれなかった頃。
その頃から応援してくれたファンを、何より大切に思い、感謝していたはずだ。
はじめて自分を認めてくれた人、求めてくれた人。
夢をかなえるために自分が理想とする音楽を作っていく事でその人達が離れてしまう。
それがわかっていても進むしかない。そんな覚悟。
それに痛みが伴わないわけがない。悩まないわけがない。
Nothing Helpsで歌われていること。
何の助けもないけど
今は止まれない
自分達の力でやってきたんだ
でも、ここに来れたのはあなたのおかげだ
そしてわかったんだ
僕がここにいるのは声を持たない人の声になるため
次々に浮かぶ歌
僕の間違いを書き起こす
自分の道を見つけることができたのはあなたのおかげだ
僕は通り過ぎてきた道を忘れない
僕にできるのはただ、純粋にベストをつくすことだけ
一瞬でうしなってしまうかもしれないから
どうやったら険しい道を歩いていけるだろう
なんの助けもない
でも今は止まれない
いつか誰かが僕の場所を奪うだろう
そうやって物語は続いていく
YouTubeにLIVE at Shinjuku LOFT Overcome Emotionという動画がある。
活動再開したライブツアー。
一生懸命で楽しそうなワンオクがいる。
待っていたファンがいる。4人にとって大切な人達だろう。
本当は最後までついてきて欲しい。一緒に夢を見て欲しい。
Nothing HelpsやClock Strikesを聞いていると
私にはそんなTakaさんの声が聞こえる気がする。